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    事務局
    キーマスター

    引用:2012年9月12日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】

    『糖化』『糖化劣化』は酸化劣化と並ぶ「生体劣化反応」のひとつである。
    生体における糖化劣化とは、血糖として存在する糖と生体を構成するタンパク質(アミノ酸)が結合し『AGEs:糖化劣化最終産物』を作り出してしまう反応である。

    以前の論文に「メタボリックモデルラットに水素を投与すると腎機能の改善が認められた」というものがあった。

    この論文ではその現象をより具体的に検証している。
    ラットの腎臓をモモジナイズし、そこに
    *5mMの過酸化水素
    *ブドウ糖およびジカルボニル化合物(MGO、GO、3-DG)
    を添加し加温したところ、ROSの発生量が急激に増加した。

    そこの水素を不可すると(当然ではあるが)ROSは急激に低下する。

    加えて、水素の負荷によってジカルボニル化合物からのAGEsの産生も低下している。
    (糖+アミノ酸→ジカルボニル化合物→AGEs)

    糖化劣化によるAGEsの産生は糖尿病における多くの合併症(腎障害、神経障害、血管障害(壊死)、網膜障害など)の原因であり、このAGEs産生の抑制が予後を左右する。

    また、美容面においても皮膚タンパクの糖化劣化は「肌老化」の大きな原因であり、この抑制は「皮膚のアンチエイジング」にとっても重要である。

    今回紹介した論文は「糖化劣化と酸化劣化の関係」を示す興味深い論文である。

    糖化劣化部位が活性酸素発生部位であり、その活性酸素によって糖化劣化がさらに促進するという「糖化⇔酸化の悪化サイクル」をどの部位で抑制するかがポイントであり、水素がその悪化サイクルを抑制したことは大変面白い。

    皮膚や腎臓、その他臓器に対する水素投与が、酸化劣化だけでなく糖化劣化による『組織老化障害』を予防/治療するということであろう。

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    NCBI.NLM.NIH.GOV
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