ホーム    【Facebook】糖尿病の進行と水素治療

引用:2016年8月6日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】

糖尿病は先進国で大きな問題となっている。
糖尿病の進行は、高い血糖値が身体を構成するタンパク質(アミノ酸)とメイラード反応を起こすことによって発生する「AGEs:糖化最終産物」に問題があるという研究が進んでいる。

メイラード反応は糖尿病合併症だけでなく、老化やメタボリックシンドローム、生活習慣病の原因であるとされているが、その理由としてそこから発生する活性酸素も問題となっている。

糖尿病合併症の中でも「糖尿病腎症の進行による腎不全→透析」は大きな問題であるが、この合併症に対し水素がその発生だけでなく、AGEs自体の発生も抑制したという論文。

糖尿病モデルラットによって行われたこの研究では、腎組織(ホモジネート)にグルコースと過酸化水素を添加すると、ROSもAGEsも共に増加し、それに水素を添加すると両方ともその産生が抑制されたとしている。

実際の臨床現場において、飽和水素点滴を行うと
*尿の回数が増える
*むくみが取れる
といった作用を訴える方が多い。

この理由として、血液中に循環する水素が腎臓の糸球体に発生した活性酸素を除去し、何らかの組織(腎臓)修復(機能改善)に作用しているのではないかと推測できる。

この論文は血中を循環する「水素という抗酸化物質」が修復の難しい腎臓の糸球体機能を改善する可能性を示唆している。

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