ホーム    【Facebook】水素がアルツハイマー病の記憶機能を改善

引用:2014年3月10日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】

【水素がアルツハイマー病の記憶機能を改善】
以前にも、水素がアルツハイマーを予防/治療できる可能性についての論文をUPしました。
アルツハイマー病は、未だその原因が明らかではありませんが、その原因として「アミロイドβ」という難分解性タンパク質が脳内に沈着することによる可能性が示唆されています。
加えて、最近の研究では「アミロイドの沈着ではなく、アミロイドタンパク自体が脳内の受容体に結合することによる」というものが発表されており、「CT/MRIで沈着を認めないのに、アルツハイマーが発症する症例」の理由としています。

では「なぜアミロイドβが細胞受容体に結合すると、アルツハイマー病が発症するのか?」という疑問が残ります。
このひとつの過程として「酸化ストレスと炎症」が浮かび上がっています。

アミロイドβを脳内に注入すると
*活性酸素の増加
*TNFα(炎症性サイトカイン)の増加
*インターロイキン6(炎症性サイトカイン)の増加
*マロンジアルデヒドの増加
を認めます。
脳組織の大部分を「脂質」が占めますが、その脂質が酸化劣化を起こし、炎症反応が拡大することによって神経細胞が死滅します。

このモデルに対し、アミロイドβと共に水素を投与すると、全ての炎症/酸化指標の増加を抑制しました。

また、記憶障害モデルとして利用される「モリス水迷路試験」においても、水素添加側は良好な結果を示し、水素が酸化/炎症とともに、記憶障害についても抑制したことを示しています。

他の抗酸化物質が、脳への移行を妨げられる中(BBバリアーによる)、水素は抵抗なく脳内へ移行し、脳組織の活性酸素を除去することによって、脳神経劣化の代表とも言えるアルツハイマー病モデルを改善したのではないかと考えています。

「慢性/加齢性疾患(障害)の90%程度が酸化劣化に何らかの関係がある」と言われます。
そういう意味で「悪玉への選択的効果」「早い移行性」なども相まって、水素の治療効果は徐々に解明されるものと考えます。

【水素治療に関するお問い合わせ】

医療法人社団医献会 辻クリニック
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