引用:2013年9月8日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】
【水素のもうひとつの抗酸化力】
細胞劣化を促進する
*酸化
*糖化
*炎症
*毒
*栄養アンバランス
のうち、『酸化劣化』はある意味で「防ぎようのない劣化」と言えます。
人は食物から「水素:プロトン」を抜き出し、呼吸から「酸素」を取込み、それによってエネルギーを作り出して生きています。
その際、どうしても活性酸素のひとつである『スーパーオキシド』が微量出来てしまいます。
そのため、生命体は2段階の抗酸化力を身につけ、活性酸素を「水:H2O」まで変換し、酸化劣化に抵抗しています。
しかし、
*加齢による各抗酸化酵素産生能の低下
*外来性抗酸化物質摂取量の低下
*過度のストレスによる活性酸素発生量の増加
によって「処理仕切れないスーパーオキシド/過酸化水素」が増加し、そこから『悪玉活性酸素』が作られてしまいます。
一般的に「悪玉」と考えられているのが、図で紫色に表示してある
*ヒドロキシラジカル
*ペルオキシナノライト
*一重項酸素
です。
この中でも『ヒドロキシラジカル』は強力で、多くの抗酸化物質では除去しきれません。
この『強力なヒドロキシラジカル』によって細胞が、臓器が劣化し
*血管:動脈硬化
*脳:痴呆、パーキンソン病
*皮膚:しみ、しわ、たるみなど
*軟骨:関節炎、変形
*骨:骨粗鬆症
*膵臓:糖尿病
*肝臓:肝機能障害
*他細胞:発ガン
といった「老化/慢性疾患」が発症します。(その他『糖化』『炎症』『毒』でも発症します)
酸化劣化は『酸化ストレス』と『抗酸化力』のアンバランスによって起こります。
「酸化ストレスに対して抗酸化力が低い」ことが酸化劣化を促進する因子です。
水素は以下の点で優れています。
*ヒドロキシラジカルをすぐさま還元する
*利用された『酸化した抗酸化物質』を再還元する
特に
*ペルオキシナノライトを除去するカロテノイド、ビタミンEなどを再還元する
*酸化脂質を還元する『脂溶性抗酸化物質』を再還元する
という機能は、酸化ストレスの重要な場である『細胞膜の劣化』をコントロールするうえでとても重要です。
ビタミンEやカロテノイドなどの「脂溶性抗酸化物質」は体内蓄積性であり、その過剰量が問題視されることがあります。
脂溶性抗酸化物質は、過剰に摂取すると、その分だけ「酸化してしまった抗酸化物質(言い換えれば酸化物質)」が体内に残存することとなり、「酸化した脂溶性抗酸化物質を還元する物質:ビタミンCなど」の不足が問題を大きくすると考えられています。
「ビタミンEの過剰は寿命を短くする」という説は、「酸化したビタミンE」または「ビタミンEを還元するビタミンCの相対的不足」と考えるほうが良いのかもしれません。
水素は脂溶性物質の抗酸化という面でもとても効果が高く、細胞膜内に存在する抗酸化物質(アスタキサンチンなど)もすぐさま還元してしまいます。
また、水素分子は「分子量2」というとても小さな物質であるため、細胞内のあらゆる場所に侵入します。
特に酸化ストレスの場である「ミトコンドリア内」や、人体の設計図である「核:DNA」に侵入できる抗酸化物質は「水素だけ」と行って良いでしょう。
*ヒドロキシラジカルの還元
*脂溶性抗酸化物質の再還元
*細胞内小器官への侵入による還元作用
この作用は、長期的に見れば「最も優秀かつ効果的なアンチエイジング物質」と言ってよいと思います。
即効性はありませんが、長期的な効果は間違いのない水素を、是非生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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