ホーム    【Facebook】水素の炎症抑制効果と作用機序

引用:2013年9月16日/Facebook【医療法人社団医献会 辻クリニック】

【水素の炎症抑制効果と作用機序】
慢性疾患の多くに「慢性炎症」があり、それに伴う炎症症状(炎症反応)の抑制は、QOL上重要な治療です。
アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチ、他膠原病、慢性気管支炎、気管支ぜんそくなど、慢性的な炎症による症状は大変辛いものです。

『免疫→炎症反応』は生体が自己を異物から守る上で大切な防御システムですが、免疫に伴う炎症反応が強すぎたり、慢性的に継続したりすると、炎症そのもので自身を破壊してしまう。

以前より、炎症の慢性化/強化に活性酸素が関与することはわかっていましたが、最近になってそのシステムが解明されつつあります。

詳細は前回の説明に譲りますが、何らかの原因によって発動した免疫システムは、その連鎖の中で活性酸素が炎症性サイトカインを必要以上に増加させ、炎症が強化されていることがわかっています。

強化された免疫→炎症反応を抑えるために、医療では『ステロイド』『NSAIDS:消炎鎮痛剤』を使用します。

強すぎる炎症反応を抑制するには、大変有効な物質ではありますが、これらには多くの副作用が存在します。

活性酸素による免疫→炎症システムの強化に伴い、ステロイドやNSAIDSを増量せざるを得ない状況が、これらの副作用を強化するもうひとつの原因だと考えています。

当院では昨年春より『水素の抗炎症/消炎鎮痛効果』を確かめてきました。

そこでわかってきたことは
*水素は免疫系を抑制しているのではない
*水素は炎症性メディエーターを減らしているのではない
という事です。

水素は『炎症の増幅を引き起こす活性酸素を除去している』というのが正しいのかもしれません。

その場の消炎鎮痛効果は、炎症の実態である『炎症メディエーター:COX2など』を抑制する必要があるため、これらを抑制する治療が必要となります。

しかし、炎症メディエーターを増幅する活性酸素の発生を放置すると、炎症は徐々に増加し、それに伴って薬剤も徐々に増量せざるを得ないのです。

一般的な消炎鎮痛治療に水素療法を併用すると、
*ステロイド/NSAIDSの減量が可能
*必要以上の免疫→炎症反応の抑制が可能
というメリットがあります。

また、『プラセンタ療法』『ノイロトロピン療法』といった「抗炎症サイトカインを増やす治療」を併用することによって、悪い炎症増加サイクルを『火消しの方向』に持ってゆくことが可能となります。

*変形性関節症
*慢性関節リウマチ
*その他膠原病
*アトピー性皮膚炎
*血管炎
*感染症などの慢性化
その他『ステロイド、鎮痛剤を多用するしかない疾患』に対し、水素の併用療法は大変有効な治療法であると考えます。
水素療法に関するお問い合わせ/診察予約は下記まで

医療法人社団医献会 辻クリニック(四ッ谷)
東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp

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